FTA(自由貿易協定)とは、二国間または地域間(多国間)の協定により、モノの関税や数量制限など貿易の障害となる壁を相互に撤廃し、自由貿易を行なうことによって利益を享受することを目的とした協定のことです。さらに現在では、モノだけでなく、サービスや投資なども含めたより広範囲な分野での取引の自由化が含まれます。
従って、他国に先んじることで優先的な利益を得ることが可能です。
2007年3月現在、140件の協定があります。 1990年以降急速に増えています。
WTOを補完するものとされています。
今注目される理由は、一つにはWTO新ラウンドの失敗と、世界的なFTA締結活動の活発化(中国等)にあります。
参考レポート:けいざい早わかり 第13号:FTA(自由貿易協定)とEPA(経済連携協定)
EPAとは、FTAの要素に加えて、知的財産権、投資、政府調達、競争政策、中小企業協力等なども対象分野に含む協定です。
(FTAにもEPAと同じ要素が含まれる場合があり、厳密にFTAとEPAを区分することは難しいようです。)
参考レポート:経済連携協定(EPA)の意義と課題
主要なFTA:
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