内部統制とは、 | |
基本的に、 1.業務の有効性及び効率性 2.財務報告の信頼性 3.事業活動に関わる法令等の遵守 4.資産の保全 の上記目的が達成されていると合理的に保証できるよう、 業務に組み込まれ、組織内の全ての者によって遂行されるプロセスのこと。 |
構成する基本的要素: 1.統制環境 2.リスクの評価と対応 3.統制活動 4.情報と伝達 5.モニタリング(監視活動) 6.IT(情報技術)への対応 |
内部統制の動向:
米国では、2001年のエンロン事件を始めとする、各種の不正会計事件への対応策として、
企業の財務報告に関わる内部統制を厳格化するために
米国企業改革法(略称:SOX法)が2002年に制定された。
米国以外でも、英国、フランス、カナダ、韓国等において、SOX法のような制度が導入または導入が検討されている。
日本でも、有価証券報告書の開示内容など証券取引法上のディスクロージャーをめぐり不適正な事例が発生している。
それらの事例では、内部統制が有効に機能していなかったと考えられる。
有価証券報告書の開示内容等の信頼性を高めるために、 内部統制報告書の義務化が金融商品取引法(日本版SOX法の条文を含む)により予定されている。
参考PDF:日本版SOX法の金融庁公開草案